トップページ > こだわり > 葉とらずりんご

」カテゴリーアーカイブ

葉とらずりんご

葉とり→反射シート敷き→つる回しと続いてきた、ふじの着色管理作業も一段落。
ウチは中生種(10月中旬収穫品種 ジョナゴールドとか)が無いので、王林収穫までちょっと一息つけます。ただ、これで完璧ということの無い仕事。園内を巡回しての反射シートメンテナンスやつる回し&葉とり見直し、落下りんご回収や倉庫整理など収穫までやることはたくさん。このホームページもすこし見直ししたいし...。

写真はつる回し直後のふじ。葉っぱや枝の接していた部分が、白いまんまのマーブル模様。「葉とらずりんご」という名前で販売されているりんごがこれに近い状態なんだと思います。写真は葉とり作業済みですので、実際はもっと白い部分が多いはずですね。
より自然に近い状態で収穫され食味(糖度)に優れるという事のようです。「国際リンゴフォーラムin弘前」でも、首都圏の業者の方がりんご生産量維持の為に、この葉とらず栽培の必要性を強調されていました。

正直、自分では味の部分はなんとも言えません(主観)。糖度計で計った数値はあくまで数字。りんごの美味しさには糖度だけではなく、酸味と果実の歯ごたえも不可欠。また、味は見た目にも左右されるとよく言われます。実際、料理も美しい盛り付けと器で供されるとやっぱり嬉しいし、感動しますよね。真っ赤なりんごにはその美しさがあると思っています。美味しさ=糖度計の値というのはちょっと...。むしろ葉とらずりんごは、より自然に近い栽培という部分にこそニーズがあるように思います。

ここのところ続いてきた一連の着色管理作業。自分たちのような家族経営の農家には、非常に大きな作業負担です。葉とらず栽培で負担を軽減し、作付け面積を増やして収量増。なるほどなぁとは思いながらも、津軽のりんご職人の方々が練り上げ、多くの先輩方や園主(親父)の実践してきた、「真っ赤で美味しいりんご」を作るというのがやっぱりウチのスタイルです。

ランキングアップにご協力おねがいします
人気ブログランキングへ